働かない 「怠けもの」と呼ばれた人たち

著者: トム・ルッツ(著)小澤 英実(訳)篠儀 直子(訳)

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:::目次(単行本):::

第1章 カウチの上の息子

    これが息子の真実の姿なのか?/労働VS福祉/労働が先か怠惰が先か/労働

    が呼びおこす感情/「活動」とは、「天職」とは?/閑者生存の法則/「僕

    は怠けものなんじゃなくて、ただどうてもいいと思ってるだけだ」/フロー

    と疎外なき労働/コインの裏表/コミューンでの暮らし/怠けものの倫理/

    構造変化とともに浮上するスラッカーたち

第2章 怠けものとその仕事

    労働哲学の両極 ー B・フランクリンとS・ジョンソン/農業と産業革命の

    実態/「時は金なり」の提唱者は、時間などおかまいなしだった/怠惰の

    賞賛者は、膨大な仕事をこなしたのだった/アイロニー欠くべからず

第3章 放浪者/ロマン主義者/アメリカの浦島太郎

    怠け力 ー 「獲得せず、消費せよ」/十七世紀の怠け者/元祖ラウンジャ

    ー、ジョセフ・デニーの一生/イギリスの詩人たち/リップ・ヴァン・ウィ

    ンクル

第4章 のんびり屋/共産主義者/酔っぱらい/ボヘミアン

    養父マルクスと養子ラファング/労働時間短縮のための争い/メイヴィルと

    ホーソーン/「しないほうがいい」という精神/ボヘミアンとトウェイン

第5章 神経症/散歩者/フラヌール

    電気療法と休息療法/ボートの三人男/フラヌール、散歩者、オスカー・ワ

    イルドの肖像/シカゴ社会派の分析とトランプ問題/夢を追いかけながら

    放浪する人たち/過剰労働→神経衰弱→運動療法→労働療法

第6章 遊び人/フラッパー/バビット/バム

    怠けもの狩り/労働のみが癒しなのか/好景気と破産、さらなる父と息子/

    「汗をかくか、さもなくば死だ!」と教えられる/一九二〇年の小説にみ

    る労働観/「ハレルヤ、おれはバムだ!」と歌う/余暇の再分配

第7章 ビート/反=大勢順応主義者/プレイボーイ/非行少年

    ごくつぶしの息子、ケルアックの一生/体制・組織順応批判の時代/女性た

    ちにとっての労働とは/労働時間の増加と疎外

第8章 徴兵忌避者/サーファー/TVビートニク/コミューン・ピッピーたち

    G・W・ブッシュ……/みずからの矛盾を包摂する文化へ/サーファー/カ

    ウンターカルチャーの諸相/アートとスケートボードの出会い/統計が示す

    労働倫理の衰退/ホームレス ー 新たなイコンの誕生へ

第9章 情報社会のスラッカー ー 働く倫理と働かない倫理

    退屈とアイロニーの世代?/スラッカーの黄金時代を生きる/仕事が遊びに

    なるとき/労働なき生活の夢想 ー 反社会福祉派も、スラッカーも/社会保

    障解体後のアメリカ/テレビのなかのカメとウサギを眺める/新宿ゴールデ

    ン街でフリーターについて考える/おわりに

訳者あとがき

参考文献

索引