転がる香港に苔は生えない

著者: 星野 博美(著)

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:::目次(文庫):::

    一九九六年八月十九日、

    香港時間午後一時四〇分

第1章 香港再訪

    彼に何があったのか、何も聞いていないのね

    旧友との再会

    中文大学の同窓会

    人民公社は修道院に似ています

    移民したい女

    国民党村・調景嶺の最期

    龍宮城に住む美少年

    世界市民

    チュンキン・マンションの裏に住むシスターたち

    ホテル・カリフォルニアへようこそ

第2章 深水埗

    奇妙な住所

    唐楼の窓から見えるもの

    眠らない街・鴨寮街

    清貧の挫折

    四つの名前を持つ女

    香港人の静粛恐怖症

    ひとりぼっちの新年快楽

    人脈という魔法

第3章 返還前夜

    消えゆく植民地は金になる

    香港人はなぜ住所を隠すのか

    移民の街の「新移民」

    誰かの気配

    君と教養に満ちた会話ができないのは本当に残念だ

    食べるナショナリスト

    宝珍の旅立ち

    香港の子とは友達になれない

    僕たちは老けて見られたら終わり

第4章 返還

    俺は家族と一緒に暮らしたいだけなんだ

    そして彼はいなくなった

    植民地最後の夜

    七月一日の夜明け

    あなたはどうやって返還を迎えましたか

    阿強の告白

第5章 逆転

    金の話

    あっけらかんとした密輸

    大陸と香港のはざまで

    香港は日本を崇拝する?

第6章 それぞれの明日

    鶏のない正月

    裏返しの地図

    偽物天国

    シェリーの落ち着かない幸福

    何となく民主的

    たかが博打、されど博打

    密航者という生き方

    不完全な凶器

第7章 香港の卒業試験

    潮時

    私の隣人

    連肖との再会

    君は最初、あの席に座っていた

    再見香港

    二〇〇〇年三月十五日、日本時間二時二〇分

    浅い眠りの中で見る夢は