LA・ジャズ・ノワール 失われたジャズ史の真実
著者: 中山 康樹(著)
:::目次(単行本):::
序文 ジャズの歴史のオモテとウラ
疑惑の「ジャズ誕生の地」/ジャズ正史から消えた都市
誤読されたウエスト・コースト・ジャズ/LAジャズ・コンフィデンシャル
第 1章 ブルース・オン・セントラル・アヴェニュー
失われたアヴェニュー/ロサンゼルス・ジャス前史
ブルース・オン・セントラル・アヴェニュー/レスターとリー・ヤング兄弟
差別と格差
第 2章 LAビバップへの道
不運のセントラル・アヴェニュー/リー・ヤングという触媒
ニュース映像のなかのジャズ・ミュージシャン/バード、発見される/場違いな人
第 3章 B♭ーGーD
LAビバップの誕生/「こいつら、何やってるんだ?」/「狂い」のモードその1
LAジャズの分岐点/「狂い」のモードその2/B♭ーGーD
第 4章 ワーデル・グレイの謎
巨大な密室/「馬のように食べ、しかし身体は線路のように細かった」
歴史がつくられた夜/砂漠の死体
第 5章 くたばっちまえ!(Go fuck yourself!)
サイババと前衛ジャズ/「男爵」と名乗った男/西を目指す麻薬中毒者
シェーンベルクとガラスの街/「Go fuck yourself!」
第 6章 木の葉の子守唄
チコの災難/木の葉の子守唄/ただれたトランペット
第 7章 虚構都市のジャズ
虚構都市のジャズ/「白いウエスト・コースト・ジャズ」の正体
ジャズの灯台(ライトハウス)/ハワード・ランゼイの回想
ザ・ウエスト・コースト・サウンド
第 8章 分化
歪んだウエスト・コースト・サウンド/ブルー・サンズ
分化するウエスト・コースト・ジャズ
ウエスト・コースト・ジャズ+サンバ=ボサノヴァ
第 9章 異形の襲来
カーラとポール/1958年「ヒルクレスト・クラブ」
虐げられた男/異形の襲来/共犯者たち
第10章 私は死にたくない
映画の都とジャズ/欲望という名の電車/私は死にたくない
ふたつの顔をもつジャズ・ミュージシャン
第11章 血塗られた五線譜
バーニー・ケッセルに憧れた殺人者/白い黒
「ウエスト・コースト・ジャズは夢精みたいな音楽だ」/血塗られた午前譜
第12章 ソング・オブ・イノセンス
セント・エルモス・ファイア/キツネと消えたトランぺッター
黒いウエスト・コースト・ジャズ/マーシー、マーシー
アンクルから来た男/ソング・オブ・イノセンス/空白の10年
もう一つのアンクル/ザ・サウンド・オブ・LA
参考・引用資料について
関連年表
あとがき