ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在

著者: 福島香織(著)

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:::目次(新書):::

序 章 カシュガル探訪 ー 21世紀で最も残酷な監獄社会

羊の代わりに警官が増えた

ホテルの出入口でX線と金属探知ゲートのチェック

コンビニ以上に多い「便民警務ステーション」

宗教施設に国旗が掲げられている

「社会秩序を乱す悪を徹底排除しよう」の大音量

よそよそしいテーマパーク

防刃チョッキ姿の警官が乗り込む

「中国西部のディズニーランド」は廃墟のよう

貧困扶助のプロセスで進む農家の中国化

なぜモスクの写真を撮ってはいけないか

美しい町は巨大な監獄である

第一章 「再教育施設」の悪夢 ー 犯罪者にされる人々

テロリストと間違われる

100万人以上のウイグル人が強制収容されている!

生還者の証言 ー 再教育施設は現在の”ラーゲリ”

袋を被せられ、手足を縛られて連行

「ウイグル人に生まれてすいません」

報復のための虐待死?

きっかけは2014年の”爆破テロ事件”

党員や宗教関係者から一般ウイグル庶民がターゲットに

泣く子も黙る「3第酷吏」の一人・陳全国

チベット弾圧の辣腕を習近平が高く評価

身柄を拘束できる「脱過激化条例」を施行

伝統、文化、習慣、歴史の全否定

パスポート回収と海外留学生の呼び戻し

恐ろしい「社会信用システム」

ウイグル人であるだけでマイナス10ポイント

監視アプリのダウンロードを強制する

違う通勤路を通るだけで警官から理由を問われる

強制健康診断による血液・DNA・虹彩・指紋の採取

数万人の群集から約60人を割り出す

私生活に入り込む監視員

中高年には観察記録をつける

臓器移植ビジネスの生贄

「死刑囚遺体・臓器を利用するための暫定的規定」の施行

ムスリム民族の臓器は「清い臓器」

病院ではなく処刑場に

「心臓はまだ止まっていなかった」

遺体はほとんど戻ってこない

核実験の犠牲に ー 『死のシルクロード』

”再教育施設”を突撃取材した英米メディア

日本の大手メディアの記者は消極的だった

国家への信頼の違い

在日ウイグル人の苦しみ ー 日本にいても魔の手が

留学生に降り掛かる迫害と圧力

「このなかに私を見張っている人がいる」

「目に見えない」迫害

親から引き離され中国人化される子供たち

農場の家畜のように押し込まれる

狙われる知識人・著名人

新疆地域での「両面人狩り」

資産の没収が目的か

新疆ウイグル自治区における「文化大革命」

「社会治安は明らかに好転した」

中国版パノティコンの初期段階

「家畜の安寧」に抵抗する

第二章 民族迫害の起源

ウイグルの起源

パミール以東の中央アジアの政治的独立は喪失された

「新疆」の誕生とイスラム化の波

民族主義運動が発生

戦局打開のためソ連軍に介入を要請

カメレオン盛世才

ソ連に”売られた”東トルキスタン

中華人民共和国に組み込まれる

「自治区」という幻

5・29事件の勃発

文革時代のウイグル

改革開放で始まった貧富の差

胡耀邦の民族融和政策の挫折

東西冷戦崩壊後の新疆ウイグル自治区

新疆3大”テロ”事件

グルジャ事件 ー 打ち壊し騒乱か平和的デモか

7・5事件の真相をめぐって

差別や搾取、格差拡大への不満が高じた庶民の怒り爆発

豊富な天然資源や希少鉱物が利権の温床に

出稼ぎに行かされるウイグル人たち

いちばんの被害者は女性たち

わざと胡錦濤に知らせなかった?

少数民族優遇政策という虚構

1人っ子政策時代よりも厳しい産児制限に

失敗に終わったウイグル懐柔政策

高圧的な民族政策へ

第三章 世界の大変局時代における鍵 ー 米中そして日本

「テロとの戦い」の標的にされたウイグル組織

文化大革命に対する抵抗

ウイグル人迫害、圧政を”テロとの戦い”と正当化する

「信仰は弾圧されるほど原理主義的に」

普通のウイグル人をテロに走らせる

米中新冷戦のカードとなったウイグル人の人権問題

”一帯一路”は中国監視社会の雛形である

見ないふりをするイスラム国家

ますます高まるカザフスタンの中国依存

進む「中国・アラブ園港互聯」構想

ウイグル人にノーベル平和賞を

「ウイグルの母」ラビア・カーディルの逮捕

国際世論を発信する力が日本の立ち位置を確立する

あとがきにかえて ー 日本にとってのウイグル問題

参考資料一覧